由紀の酒オンライン日本酒会「龍力」
9月6日(日)に兵庫県の龍力(たつりき)を醸す、蔵元の本田龍祐(ほんだりゅうすけ)さんをお迎えして、オンライン日本酒会を開催いたしました。皆さんもぜひ龍力を飲みながらご覧ください。
00:00:25 兵庫県、株式会社本田商店、本田龍祐さん紹介
00:01:35 乾杯
00:03:05 使用米、秋津について
お燗をして飲むのが当たり前だった時代(約40年前)。
ロマネコンティの畑のように、これ以上ないくらい手を入れ原料米を作る。秋津の始まり
農法指定の契約栽培を始めたのは龍力が最初
-3℃で最低3年寝かせての出荷。
味わいの独特の丸さは、稲木掛け(天日干し)によるもの
00:18:45 社(やしろ)地区、東条(とうじょう)地区吉川(よかわ)地区の違いは。
気候の微妙な違い?、三草川(社)、東条川(東条)、美嚢川(吉川)の違い?
→土壌の違い。
00:30:15 社地区
土壌断面標本(モノリス)での説明
主要粘土鉱物、イライト。
下部にレキ、水はけがよい。根は横方向に伸びる
酒の特徴、綺麗、苦み渋みが少ない
00:33:46 吉川地区
主要粘土鉱物、スメクタイト。
酒の特徴、酸、特徴が出やすい。
土地のどの成分が味わいを形成しているのかは、解明されていない。
00:36:04 東条地区
主要粘土鉱物、スメクタイト
社と吉川の中間の特徴を示す
酒の特徴、バランスタイプ
00:38:20 それぞれの特徴を活かした蔵
社(やしろ)→獺祭
00:44:20 質問より、今回の秋津生の醸造年度
令和元年BY
00:44:50 質問より、秋津生で最も寝ているのは?
5年くらい
海老さんの2009年の秋津生登場
00:46:06 質問より、社の横に伸びる根は、倒伏の危険性は?
減農薬栽培をしていれば大丈夫
00:46:36 質問より、自然乾燥について
天日干しの発芽率95%~100%
温風を使わない機械乾燥の発芽率、約50%
通常の機械乾燥の発芽率、5%
00:51:12 質問より、減農薬、無農薬について
減農薬が良いと考えている
01:04:36 スライドによる蔵見学
鉄筋で大規模に見えるが2,000石
冷やして飲んで美味しい酒を造るため、5℃の冷蔵蔵になっている
01:11:14 精米について
原形精米 ゆっくりと削ることで原形精米となる
01:17:00 洗米
建物の2階に原料処理の場所
洗米についての座右の銘は、開運の波瀬正吉杜氏の「洗米は1%磨くつもりで洗え」
マイクロバブルでの洗米
01:21:19 甑(こしき)
捌けの良い蒸米にするため。
01:24:10 蒸上がりから放冷
蒸米を釣りあげて放冷機へ
放冷後の蒸米の移動は、エアシューターの毎日の清掃か、自分で運ぶかの選択だった
01:26:00 麹室
4部屋、種切り、上に向けてもやしを振る
全量蓋麹
15℃以上の差で結露するので、出麹までにワンクッションおける部屋
01:36:55 吟醸蔵
農口さん考案のタンク10台中4台が龍力
サーマルタンク30本→貯蔵
仕込み蔵は室温5℃
新型コロナの影響として、タンクが空かないことで造れない
01:39:15 上槽
YABUTA(味系)とNSK(香り系)の二台を使い分ける
01:44:38 貯蔵庫
ペンキ塗りたてで見れないと言うおち
01:49:10 精米機(藤江さん提供画像)
新中野、扁平精米、原形精米の理論を作った精米機、4台
01:51:07 質問より、火入れは
プレートヒーター(藤江さん提供画像)
01:53:10 瓶詰めライン(藤江さん提供画像)
冷蔵無菌室内での瓶詰め
01:54:26 瓶詰めライン(藤江さん提供画像)
打栓機
01:55:20 貯蔵庫(藤江さん提供画像)
さきほどペンキ塗りたての落ちで見ることができなかった、お宝の山の写真
01:56:10 洗瓶機(藤江さん提供画像)
もう一度洗瓶機から瓶詰めラインまでの流れ、冷却はシャワー(TOMIYAMA)
02:00:00 池袋西武試飲販売の頃
02:02:50 試飲販売の頃の経験がドラゴンシリーズに繋がる
02:11:30 への字稲作
最初の壁、根が伸び切った時に肥料を与える
…、そもそもいつ伸び切ったとわかるの?
02:17:00 兵庫の山田錦、コロナの影響
R2BYの減産状況次第で農家も続かなくなる。正念場
02:20:08 香り系酵母は減産
熊本4号(KA-4)香りの出やすい熊本酵母をやめ、熊本1号(KA-1)にする
純米の方が後から撥ねる。大吟醸は香り成分も高い分早飲み
02:26:10 質問より、熟成によるクラスター効果
アル添のほうが、早くまとまるような気がするが…
ものによる…(笑)
02:28:50 質問より、熊本9号(KA-1)の使用は大吟醸も?
今の4部屋での製麹が、力価が高いこともあり、αアミラーゼとグルコアミラーゼの比の値が3.0がベストのところ、香り系酵母では10を超えることも…。香りの出ないほうでも必要十分な香りが出る。
02:32:40 〆の乾杯
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